雨のち いずれ晴れ

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身近に統合失調症の人がいる件について

僕の身近な人の中に『統合失調症』の人がいる。

病気については本人からそう聞かされた。病院で診断されたのだと。

 

平時は普通の人なのに、いつのまにか『僕の知らない誰か』になってしまう。

姿形はその人なのに、中身が変わってしまう。

スピリチュアルな人ならばきっと「霊が乗り移った」と言うと思う。

僕の身近なその人は、そのぐらい変わってしまう。そしてこのような状態を繰り返すのだ。普通の人→僕の知らない人→普通の人・・・・このようにして数か月単位で症状が繰り返される。

 

 

 

まずは『統合失調症』とはどんな病気なのか調べてみた。

ネットで検索できる範囲の内容をまとめるとこうなる。

 

・考えや気持ちがまとまらない状態が続く精神疾患で、妄想・幻覚・思考障害・感情の平板化・思考の貧困・意欲の欠如・自閉・記憶力の低下・注意集中力の低下・判断力の低下を伴う症状が見られる。

 

薬や精神科リハビリテーションによって回復可能だとも書いてある。

 

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現在その人は発症中。

『発症中』と表現するのは間違っているかもしれないが、少し前は普通の人だったのに、現在は『おかしな人』になっているので、ここはあえてそのように表現させていただくことにする。

 

 

 

先に列記した症状の中で僕が感じていることを紹介したい。

 

妄想(実際にはないことを強く確信する)

画期的な託児方法を思いつきそれが、ある大企業の社長の耳に入り「特許を取ったほうがいい」との助言を頂き、現在はその社長と打ち合わせの為に準備している。

その社長は六本木の『肉バル』という会社を経営しているらしい。

 

 

妄想+思考障害(考え方に一貫性がなく、会話に脈絡がない)

20歳年下の恋人ができた。現在妊娠中である。性交渉を一週間前に行い着床を確認するために産婦人科に行って血液検査で妊娠を確認した。恋人は消防隊員で現在は夜勤の為連絡は取れない。相手は自分にぞっこんで結婚の申し入れがあるが自分はそのつもりは無い。子供は自分一人で育てる。相手から養育費をもらって。

 

 

そしてもう一つ僕が感じる症状がある。ネットで調べた症状の説明の中には『感情の平板化(喜怒哀楽の表現が乏しくなる)』とあるが、その人はこれに当てはまらない。

泣いたと思うと激怒したりと、コロコロと感情が変わる。平時を知っている僕だから分かるのかもしれないが、テンションが異常に高くて、行動力が格段に高まる。

感受性が豊かになるのか、些細なことで攻撃を受けたと捉えたり、絵などを描いたりと創作意欲も見られる。

 

 

ここまで書いたことを総まとめして僕が現在その人に感じていることを端的にまとめると『攻撃的な人』と表現したい。一昔前にあった『騒音オバサン』のようだ。

※ここまで激しくは無い

www.youtube.com何にそんなに怒っているのだろう。なぜそんなに怒れるのだろう。もしかしたらこのオバサンも何かの精神疾患患者だったのかもしれない。

 

 

 

統合失調症の原因ははっきりとは解明されていないようだ。どうしてあの人はこんな風になってしまったのだろう。考えても仕方の無い事だが。

とにかくその人は今、攻撃的で支離滅裂であり、そしてこんな状態を繰り返しているので友達がどんどん離れていく。職場でも信用を失う。結果、社会から孤立してしまう。

 

 

ときたまその人から連絡が来るのだが、その時に僕は話すことを全て受け止め

「うん、そうかそうか、凄いね」

と認めてあげる事につとめている。なるべく刺激しないようにという意図もあるが、合相づちに対しては攻撃しようがないだろうから。

 

 

 

その人と話していると大変である。ずっと一人で話しっぱなしなのだから。

もしかしたら相づちを返さなくても、ただだまってきいているだけで満足なのかもしれない。永遠と続く自慢と身の上話。そんな話は誰も聞きたくないと、普通の感覚なら理解して他人には話さないものなのに。

 

心の病気というか、頭の(脳)の病気なのだろうけれども、本人は発病しているとき、いったいどんな感覚なのだろう。きっと去ってゆく他人が、なぜ去っていくのか理解さえできていない事だろう。

 

普通の感覚や思考が出来なくなってしまっているその人は、プログラムがバグして暴走しているロボットのようで、なんだか可哀そうに思う。バグしているのだから本人には非が無いと思ってしまう。

 

 

彼女はどうしてこんなことになってしまったのだろう。可哀そうだし残念でならない。

見た目が元気な分、自己中心的言動は余計に他人の気に障り毛嫌いされてゆく。友達が去ってゆく。異常な興奮状態のせいで仕事もできなくなる。社会から孤立し落ちぶれていく。

そんな彼女を彼らはどう見ているのだろう。

自分の母親が、取り囲む環境がどんどん廃っていく様を。

 

僕の子供たちが可愛そうでならない。不憫でならない。

シングルファザーの僕との暮らしとは違う母親の温かさを求める場所が無くなっていく。僕から叱られた時の避難場所が無くなっていく。

 

 

こんな試練など彼らには必要ない。

こんな経験などしなくても十分に成長できる。

 

 

でもこれが、この不可抗力の不幸を浴びる事が、生きるってことなんだろうよ。

いつか何かの力に変わるんだろうよ。

 

 

少しでも誰かの心に響けたら!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。