思春期を迎え、高校二年生になる娘。
僕には理解できない化粧をし、髪の毛で隠した耳には、ピアスの穴が開いている。
まだ隠してるだけ可愛いなと思っても、男の子のような言葉使いは隠されることはなく
「別に、いんじゃね?」
と僕に言う。
これが今時(いまどき)の女子高生なのか?
娘が中学二年の時に離婚しました。
心も体も、大人に向けて成長する大切な時期なのは理解していました。
そんな娘から僕は、母親との生活を奪う選択をしたのです。
先に断っておきますが、娘はグレてもいませんし、問題児でもありません。
ただ、高校生の女子の父という、初めての経験と、「いまどき」から遠く離れた自分の感覚が、娘を未知の生物として、僕の目に映し出されるのです。
離婚して3年あまりが経過しました。
母親の味(お袋の味?)から父親の味に変わった日々のご飯。
夕食を一緒に取ることが増えて気づいたことがあるのです。
娘はいつもしっかり「いただきます」といってからご飯を食べます。
見た目と違い、偉いなぁと感心していました。
あるとき娘に
「ちゃんと、いただきますって言うから偉いよな」
と言ったら、娘が
「えっ?私そんなこと言ってる?自分でも気づかなかった・・・」
との返答が。
妻は保育士です。
仕事で消耗した妻は、家庭では保育士としての片りんを見せることが無く、我が子の扱いが雑で不満に思っていた僕。
でもそんなことは無かったのですね・・・・
しっかりと娘に刻まれていたのです。
妻の子供に対する愛が・・・・
下のリンクは、離婚して間もないころの心の目まぐるしい変化です。
あまり思い出さないようにしている妻の事。
そんな妻に感謝した、そんな出来事でした。
少しでも誰かの心に響けたら!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。