雨のち いずれ晴れ

ホントは寂しがりやのシングルファザーが叫ぶ! 誰かに届け!誰かに響け!!

平穏な日々が続くと怖くなる

43歳バツイチなんですけど、近ごろ平和なんです。平和を感じるんです。

『人に歴史あり』と申します。皆さんはどんな人生を歩んできましたか?

 

さっきね、夕食作っているときキャベツの千切りをしてたんです。いつだか、誰かに教わったように猫の手みたいに指をたたんで包丁当ててサクサクと。

包丁さばきはもう慣れたもんです。トントンと小気味よい音を立てながらサクサクとキャベツが切れていきます。

ちょっと目線をテレビに移した瞬間、人差し指の第二関節の皮を包丁に当ててしまった。あっ!と思った時にはもう遅くて、指の薄皮を切ってしまった。痛みとか感じなくて、でも少し出血して。。。

こんなね、こんな日常なんです、今の僕。

 

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振り返ると色々あったなぁ。

骨折とか三回してますし、そのうちの一回は車にはねられたりもしたんですよ。そうだそうだ、左手の薬指を脱臼して、指が変な方向に向いたりとか。

 

いや、こういう怪我自慢がしたいわけじゃないんです。

僕の人生ってだいたい4年おきなんですよ。大事件が起こる周期が。嬉しい事って少なくて、それこそ『事件』が起こるんですよ。生活に直結するような何かが。この先の未来に関わりそうな大きな出来事が。

 

たとえば結婚や離婚や貯蓄ゼロになったりとか。あまり詳しく書くとダークな雰囲気になってしまうのでやめときますね。

でもね、こうやって数えられるぐらい覚えているし、なんなら事件が起こった年だって正確に言えるし。そのぐらい周期的に災いが繰り返されると平穏無事な期間って次の災いの準備期間なんじゃないか?って怖くなるんですよ。

 

他方位に気を配り、未来への備えなんかもちゃんとしてるつもりなんだけど、何がどうして起こるのか、とにかく事件が起こるんです。僕はそうやって43年間生きてきました。

 

今の僕は平和なんです。4年周期を通り越して。何故だか何も起きないんです。この平和は普通なのでしょうか?

 

みんなの人生って包丁で指を切ったぐらいの事件しか起きないのでしょうか?ってかそれは言い過ぎだけれども、人生を狂わすような大事件って、少数の人にしか起きていないのでしょうか。

 

今日は雨だけれども、たまに星空を眺めに家の外に出ると、どこからか家族の笑い声が聞こえてきたりします。その笑いは何かを抱えながらの一時のことなのか、それとも長く続いてきた幸せな家族の声なのか。

 

誰にとっても人生とは甘くないものだとは理解しています。子供も大人も何かしら悩みを抱えて生きているものです。他人と比べ事の大きさを語ることは出来ないでしょう。

 

やっとなんです。大きな出来事が起こらなくなってこうして小さな幸せを感じるようになったのが。

朝起きて、ご飯食べて仕事して帰ってきてランニングしてシャワーして夜ご飯食べて。そうやって誰にでもある日常を繰り返してきて、今の僕はバツイチになった。そこまでの、4年周期の事件を乗り越えて僕は今日ここにいます。

 

 

次に起こる大事件は不幸なことじゃなければいいな。できれば長男の結婚とか、そんな嬉しい事だったらいいな。

 

屋根から落ちる雨音を耳に感じて、キャットタワーに寝そべる猫を眺めながら、こんな平和な時がずっと続いてくれればいいのにと、残りの人生を見えないながらに期待してしまう夜です。

 

世界がどうか、小さな幸せで溢れますように。

 

 

少しでも誰かの心に響けたら!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。